Cisco ISR 1841 アーキテクチャ

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基本アーキテクチャ

CISCO のルータは通信用のポートの他に、設定を行うコンソール用のシリア ルポート、設定を記憶するためのフラッシュメモリカードなどからなってい ます。

通常はシリアルポートにターミナルを接続し、コマンドにより設定を行い、設 定をフラッシュカードに保存します。

コマンドを受け付けるために搭載されている OS はIOSと呼ばれて います。 従来はこの IOS をある程度マスターしないとルータの設定ができませんでし た。

しかし、近年の ISR シリーズは Web により設定が可能になってきており、 CISCO の認定試験でも Web による設定方法が出るようになりました。 ただし、実際のルータの運用に関しては、設定状況を厳密に確認するには文字 情報による検証が重要であるため、ここでは主に伝統の文字による対話形式による 設定法を説明します。

接続

ルータへの接続ポートは RJ-45 形式になっていて、コンソールと Ethernet が同一のコネクタになっています。 Ethernet のポートには FE0/0(Fast Ethernet 0/0) や GE0/0(Gigabit Ethernet 0/0) のような記号がつけられています。 Ethernet のポートには Ethernet ケーブルを接続します。

また、コンソールポートは console と書かれています。 コンソールポートには付属の 専用のシリアルケーブルを接続します。 シリアルケーブルには端末を接続します。 パソコンで接続する時はシリアルケーブルでつなぎます。

起動と終了

CISCO ルータは内蔵 ROM またはフラッシュメモリーに保存されている IOS の イメージを読み込んで起動します。 この時、コンソールに端末を接続していると、 起動時にさまざまなシステムの状況が画面に表示されます。


坂本直志 <sakamoto@c.dendai.ac.jp>
東京電機大学工学部情報通信工学科